料理を生かす、雄勝石の妙 [Mono]
皆さまのブログを拝見するようになり、美味しそうな料理のレシピブログやグルメスポットを紹介するブログの
面白さを発見し、毎日拝見するのが楽しみになっている。
というわけで、今日は我が故郷、宮城県の誇る「雄勝石の皿」を紹介してみたい。
この、硯石皿は切り出した石のそのままの模様を生かしているのと、
熱伝導率が少ないという特性のため、お皿を冷やしておけば、
お寿司やお刺身といった生もの料理の見た目と鮮度をより一層引き立ててくれる皿である。
そもそも、室町時代から硯の名産地として知られた宮城県・雄勝。
伊達政宗公が戦場で愛用したとされる硯も、この地から出る玄昌石という岩石を彫り上げたものである。
その貴重な原石を鏨で割ると、表面にかすかな模様が現れる。
太古の水が描いた波紋で、ふたつと同じものがない自然の芸術がそこにはある。
最近では、黒く際立った波紋で料理がとても素材や料理を美しく引き立てることから、
高級料理店からの注文も増えているという。
しかしながら、価格は16㎝角の大きさで3,675円と意外とリーズナブル。
この皿を作っているのは地元雄勝の澤村製硯という会社なのだが、
あの有名デザイナー、ナガオカ ケンメイ氏の企画・構成による「デザイン物産展ニッポン」という
本の中にも紹介されるほどの名品なのだ。
ちなみにこの「デザイン物産展ニッポン」とは、
全国47都道府県の名産品はもちろん新しいデザイン物から地方の情報誌までを合わせて
BUSSANとして都道府県ごと紹介している書籍で今年、その企画展も開かれ話題になったのである。
こんなお皿に盛り付けしたら、お刺身やお寿司も、ちょっと高級なお店で食事しているような気に
なりそうではないだろうか。
【澤村製硯HP】http://www.sawamura-suzuri.co.jp/
【ナガオカ ケンメイ】http://web.d-department.jp/blog/
いえ、ありがとうございます!!HTML編集でやると画像のURL出るんですね!
やってみます^^
by アーガイル (2008-10-27 09:54)
ナガオカケンメイさんの想いや企画、
すばらしいですよね☆
D&Dができた当初から、
とってもお店も大好きで、
いつも注目しております♪
by お茶屋 (2008-10-27 11:24)
アーガイルさん
チャレンジしてみてくださいね!
いいのが出来たら見せてもらえたら嬉しいです!
お茶屋さん
さすが、様々なジャンルにお詳しいですね。
頭が下がります。
勉強熱心な方と思います。
ところでナガオカケンメイさんはすごいですね・・・
彼の哲学的なものの捉え方にいつもやられております・・・
by f-design (2008-10-27 13:56)
石のお皿って素敵ですね!
冷やしておきたいものに重宝するんですか・・・。
この本、おもしろそうです。(゚・^*)
by Yuki (2008-10-27 21:57)
ナガオカケンメイさん、
実はお仕事で少しお世話になりまして、
お話させて頂くこともあったのですが、
メディアに見せる面とビジネスで見せる面と、
どちらもホント刺激的でした☆
by お茶屋 (2008-10-27 23:21)
Yukiさん
そうらしいです。冷たいものだから夏向きですね(笑)
ちょっと時期外れかな・・・
そうそう、この本、立ち読みしてたらあんまり面白くて
購入してしまいました。旅のお土産で良いものをと考えるときに
とても参考になりますしね。
お茶屋さん
そうでしたか。羨ましい環境にいらっしゃるのですね~。
刺激的な仕事をされているということで・・・
お茶屋さんも影響をお受けになったのでしょうかね。
わたしも頑張らねば・・・
by f-design (2008-10-28 18:40)