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命の授業・・・映画「ブタのいた教室」のこと [Music & Movie]

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今、話題となっている妻夫木 聡主演の映画『ブタのいた教室』のお話し。

この映画を通じて話題となっているのは、やはりキャストではなく内容だろう。

これは教育?素晴らしい授業!賛否両論を呼んだ実話を映画化しているのだ。

ここで、まだご存じない方のためにちょっとストーリーについて触れておこう。

「食育」や「いのちの授業」が叫ばれる前、総合的学習時間もまだなかった1990年。

大阪の小学校の新任教師がはじめた実践教育が、日本中に波紋を投じた。

それは“ブタを飼って、飼育をした後、自分たちで食べる”というものだった。


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「Pちゃん」と名付けられたブタは、32人の子どもたちに愛され、家畜ではなくクラスのペットとなっていく。

食べるか。食べないか。2年半の飼育の後、子どもたちの卒業を控えて、Pちゃんの処遇を巡った

大論争が展開される。

その後もドキュメンタリー化されテレビで放映されるなど、反響が加熱し、

「残酷だ」「教育ではない!」などこの授業に対する反対意見、そして教師の熱意や

子どもたちの自主性にこころを打たれ支持する意見もあった。

この映画の監督もそんなドキュメンタリーを見て映画化を試みたという。


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我々は、この映画を通して何を考えるべきか?

そして、この映画の中で描かれる命とは?、動物の命を食べるということは?

私自身、そのことに答えが見出せていない・・・

今はまだ、映画を観ていないのでなんともいえないが、

ここで、問いたい。

もしあなたが小学校の教師で、

自分たちでエサをあげて可愛がって、名前を付けたブタがいたとします。

生徒たちは殺すのが、かわいそうだから下級生に飼育を引き継ぐ派と

食肉加工センターに送り、最後を看取ってあげよう派に半々に分かれたとする。

結論を決める最後の一票を投じることができるのはあなたです・・・

さあ、あなたはどちらに最後の一票を投じるでしょうか?


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【ブタがいた教室HP 予告編】http://buta.channel.yahoo.co.jp/index.php?itemid=43


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コメント 8

お茶屋

ずいぶん前に、まさにこれに関する番組を深夜に見て
すっごく考えたのを覚えています。
難しい一票だとは思いますが、、、
自分 前と今も変わらない判断に。。。
by お茶屋 (2008-10-27 23:18) 

Pace

以前ドキュメンタリーをみた記憶があります。
”飼育した後に食べる”という目的を貫くならば、ペット化しないよう
配慮する必要があったかと思いますが、そうはいっても難しいと思います。
指導する側の力量も、非常に問われる内容ですよね。しかしあえて、
勇気を持って、こういう心の動きを子供達に体験させてあげた先生には
大きな拍手を送りたいです。生きるために食べるのは残酷なことでは
ありませんが、この子達はこの豚を食べなくても生きられる国にいますし
ペット化してしまった以上、私は下級生に飼育を引き継ぐ派・・・ですかね・・・。

by Pace (2008-10-28 00:13) 

Yuki

かわいい顔で寝ているブタちゃん、食べれないですね!^^
by Yuki (2008-10-28 10:09) 

イチロー

おはよう@ございます・・
いぜんから話題になってました、いよいよ映画化されるんですね。
私たちが口にするモノが命であったりする訳ですから、難しい問題です。
学校で飼ったこの状況では口にはできないです。

by イチロー (2008-10-28 10:13) 

ぽんこ

食べられないです。
とても難しい問題ですよね。
by ぽんこ (2008-10-28 16:16) 

Urban_Wolf

普段我々が食べているものは、すべて命あるものです。
そのことを意識して食事をする事がないのが事実だと思います。
この豚を食べる食べないではなく、自分たちが生きているということの意味を考えるきっかけになる映画であって欲しいです。
by Urban_Wolf (2008-10-28 18:53) 

f-design

イケメンでとてもクレバー&和ごころ、お茶屋さん。

こころやさしい、トリコローレ・アーティスト、Paceさん 。

アクティブでオシャレなフェアレディ、Yukiさん 。

真のダンディー&ロマンチスト、イチローさん

夢の世界のお姫様、正真正銘癒し系、ぽんこさん

皆さま、ほんとに答えづらい、むずかしいお話しへの、
コメントありがとうございます。
皆さま、ひとりひとり真剣に考えてくださったこと、
大変、うれしく思っております。
私も、やはり食べません・・・食べたくありません・・・
正直、お肉は大好きです。でも、この学級で育てたこのPちゃんは
食べ物とは、生きるとはという大切なテーマを考える機会を作って
くれた存在なのです。
子どもたちに食べ物を大切にしようとか、食材や作ってくれた人に
感謝する心が伝われば、それでいいのだと思うからです。

幸い、我々日本人はこのPちゃんを食べなくとも飢え死になどしない
社会に暮らしいています。しかし、このブタちゃんを食べないとおなかを
空かせて死んでゆく子どもがいる国にあっては、きっと喜んで口にする
ことでしょうね・・・
我々の、暮らす日本という国、1匹のブタの命について考えることのできる
幸せを、今、これからの子どもたちに知ってもらうには、いい映画なのかも
しれませんね。
ぜひ、鑑賞して感想を述べたいと思っています。
ここに、コメントを下さった方々も、記事をごらんになった方も、
この機会に、考えてみても良いのではないでしょうか。

by f-design (2008-10-28 19:32) 

f-design

クール・キッズ!孤高の男、Urban_Wolfさん
こんばんわ、まさにその通りですね。
この、ブタちゃんを通して、本当の意味で自分たちが生かされている意味を
感じられる映画であることを、願います。
感想絶対書きます。
by f-design (2008-10-28 19:36) 

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